Shun Individualは、肌に触れるものすべてに「美意識」を込めるスキンケアブランドです。
処方設計はもちろん、テクスチャー、香り、使う手の所作——
そのすべての瞬間が、使う人自身を大切に扱う時間であってほしいと私たちは願っています。
その想いを象徴する「特別なボトル」の制作プロジェクト。
私たちが目指すのは、単なる容器ではなく、日々の暮らしの中で持つ人の感性に響く存在です。
今回、その構想をさらに深めるため、日本の伝統技法「蒔絵」の世界に導かれました。
京都にて長きにわたり蒔絵の技を受け継ぎ、発展に尽力されてきた下出蒔絵司所を訪問。
下出さんご自身による実演を拝見し、磨き抜かれた技術の一端に触れる機会をいただきました。
下出さんとお弟子さんが語らいながら、蒔絵の作業を進める様子。伝統の技が日々のやり取りの中で継承されていく場面です。
研ぎは、蒔絵の美しさを際立たせるために欠かせない重要な工程。ほんのわずかな違いが仕上がりを左右する繊細な作業ですが、その緻密さを自然にこなす下出さんの姿には、師としての落ち着きと温かみも感じられます。
その一筆一筆は、単なる装飾ではなく、長い時間をかけて受け継がれてきた美意識の表現でした。
緊張感と集中の中で生まれる模様は、日常のひとときを美へと昇華させる私たちの思想とも共鳴していました。
Shun Individual が大切にしている「肌に触れる瞬間の所作」。
その哲学は、蒔絵師の筆運びにも確かに重なり合い、ものづくりにおける姿勢の根幹を改めて教えてくれます。
完成間近のボトルを手に、下出さんと代表村山で記念の一枚。
それぞれ異なる表情を持つボトルたちは、まるで一点物の工芸品のような存在感を放ちます。
毎日手に取るスキンケアだからこそ、その体験にふさわしい佇まいを——。
そんな私たちの願いに、下出蒔絵司所の皆さまが真摯に応えてくださいました。
細やかな筆の動きや研ぎ澄まされた所作の積み重ねが、触れた瞬間、目にした瞬間に、手仕事ならではの温度と美しさを伝えてくれます。
Shun Individualが目指す “使うことそのものが美意識である” という世界観を、このボトルが静かに体現しているのです。
このボトルは、今後のブランド展示や限定ビジュアルにてお披露目予定です。
完成まで、あとわずか。Shun Individualが描く新たな美意識のかたちを、どうぞ楽しみにお待ちください。